所蔵品展「波山陶芸の魅力を探る~草花と果実の意匠~」
展覧概要
筑西市が生んだ日本陶芸界の巨匠・板谷波山(1872~1963)。
波山陶芸の魅力をご紹介する10回シリーズの第4回目となる今回は「草花と果実の意匠」をテーマといたしました。
本展覧会では、波山が好んであしらった植物のモチーフに注目し、その装飾意匠の豊かさと繊細な美しさを辿ります。
波山は植物の写生を通じて草花の美しさを精緻に捉え、さらにアール・ヌーヴォーや中国の古陶磁の意匠を研究することで、独自のデザインを築き上げました。今回展示する「彩磁藤文花瓶」や「氷華磁牡丹文水差」にあしらわれている藤、牡丹といった身近な植物たちは、波山の手によって優美な文様となり、今もなお作品の中でみずみずしく咲き誇っています。
波山陶芸に込められた、自然への深いまなざしが感じられる作品の数々をどうぞご堪能ください。
基本情報
会 期:8月2日(土)~11月24日(月・祝)
休館日 :月曜日、8/12、9/16、10/14、11/4
開館時間:10:00~18:00(入館は17:30まで)
入館料 :一般210円/団体(10名以上)160円/高校生以下無料
※障がい者手帳等をお持ちの方と付き添いの方1名様は入館無料です。
※本展会期中にしもだて美術館で発行された入館券の半券をご提示いただくと100円でご覧いただけます。(半券1枚につき1名様1回限り)
出品一覧
彩磁芭蕉蛙花瓶 明治時代後期~大正時代初期 |
彩磁花卉文香炉 昭和20年代 |
梅香合 昭和10~30年代 |
葆光彩磁蔓草文花瓶 陶片 大正時代中期 |
青磁仏手柑筆洗 大正時代末期~明治時代初期 |
彩磁藤文花瓶 明治時代後期 |
イベント
波山を偲ぶ茶話会
10月10日は波山の命日です。波山研究の第一人者である荒川正明氏(学習院大学教授)をお招きし、波山の人となり、その陶芸の魅力についてお話いただきます。
開催日:10月11日(土)
時間:(1)11:00~11:45 (2)13:00~13:45 (3)15:00~15:45 ※各回定員10名
会場:板谷波山記念館 板谷波山生家
参加費:800円 (お茶・お菓子付き)
応募方法:下記の番号にお電話またはFAXでお申し込みください。
FAXの場合は「お名前」、「電話番号」、「参加人数」、「参加希望時間」をご記入の上、お申し込み下さい。
*入館料は別途必要となります。
*応募締切日は9月30日(火)
【電話/FAX:0296-25-3830】
Touch On Art ~陶片に触れる~
学芸員の解説を聞きながら波山の陶片に触れるイベントです。
開催日:11月3日(月・祝)
時間:10:30~12:00
会場:板谷波山記念館 生家前
*参加には入館券が必要となります。
ギャラリートーク
開催日:8/16(土)、9/20(土)、10/18(土)、11/15(土)
時間:11:00~ (40分程度)
*時間までに受付にお集まりください。
*参加には入館券が必要となります。
アンケート
板谷波山記念館ホームページをより良いサイトにするために、皆さまのご意見・ご感想をお聞かせください。
なお、この欄からのご意見・ご感想には返信できませんのでご了承ください。
- 2025年6月28日
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